院内SEになるには??
院内SEになるためには、前もって準備しておくべきことがあります。まずは、自分が院内SEに向いているかどうか考えてみましょう。院内SEに必要なスキルや、使えるといいツール、持っておくといい資格などについて知っておく必要もあります。院内SEに求められているのは、高度なスキルではなくITに関する基本的なスキルです。院内のさまざまなところから寄せられるニーズに応えるためのコミュニケーション力も重要なポイントになります。
院内SEになるには??の記事一覧
- 向いている人ってどんな人? 院内SEに求められるのは、システムに関する基礎知識と医療に関する基礎知識です。同僚の多くは医療を専門とする人々なので、それらの人々からの問い合わせに対応するには医療の基礎知識が欠かせません。同時に求められるのが、わかりやすく伝える力です。院内SEに向いているのは、忍耐力や柔軟性があり、緊急事態でも落ち着いて対応できる人です。残業が少なく納期もありませんが、この点だけで転職してしまうと現実とのギャップに苦しむかもしれません。
- 必要なスキルってあるの? 院内SEの職場には、一般的なSEの職場にはない緊張感があります。人の命に直接関わることはないとしても、間接的には人の命を預かる仕事をしています。少しのミスが誰かの命を左右してしまうかもしれないので、院内SEは絶対にミスをしないという強い覚悟を持つ必要があります。現場で求められるスキルは、システム開発ではなくシステムの管理です。パソコンなどの電子機器まわりのちょっとした操作や不具合の対処なども院内SEの仕事です。
- 使えるといいツール&持っておくといい資格 院内SEになるために勉強しておきたいことのひとつが、ビジネスシーンでも使用されている各種ツールです。社内システムの作成に広く用いられている「FileMaker」やSIerのSEがよく使用しているMicrosoft社の「Access」は、どちらも院内SEにおすすめのツールです。ツールの使い方だけでなく、資格を取得しておくとさらに有利です。医療情報技師や情報処理技術者は、院内SEが持っておくといい資格です。
- 院内SEになるために必要なコト! 院内SEになるための必須条件は、SEとしての専門知識を持っておくことです。転職の場合、知識も経験もないところからだと厳しいでしょう。知識がない場合には、独学もしくは学校へ通うなどして知識を身につける必要があります。SEとしての経験はあっても医療業界は初めてという人は、医療業界に関するリサーチも必要です。院内SEに求められるのはITに関する基本的なスキルで、それ以上に重要なのがコミュニケーション力です。